5年目の正直
                    −10年先を見た次世代科学者の卵づくり −

  新年あけましておめでとうございます。

 昨年は大震災の復興もいまだ進まぬまま、政治、経済、どれをとっても明るさのない年でした。
一方、昨年暮れ、日立理科クラブにとって大変喜ばしいことがありました。『全国学力調査の結果では、「理科が好きだ」と答えた児童(小学生)は全国平均82%に対し、日立市は92%でした』ということです。
 日立理科クラブは創設以来4年目を着実に歩んでいます。今年は5年目の正直重要な節目の年です。
10年先を見た次世代科学者の卵をいかに発掘し育てるか重要な年であります。
 中学生のための理数アカデミーを「日本に誇る科学者育成プログラム」に発展させねばなりません。
 小学生にも「もっと理科が好きだ」と言ってもらえるように、理科授業支援、科学クラブ指導を充実しなければなりません。
 また、日立理科クラブと手を組んだ各地の「理科クラブのネットワーク」を育てなければなりません。栃木、清水、笠戸につづき、ひたちなか、戸塚、習志野のみなさんも頑張っています。今年は三菱重工さんと「第2回日立・三菱理科教室」を日立市で開催予定です。
 私たちエキスパートもより一層技術を磨き、知識を積まねばなりません。研鑽第一です。
小中学生諸君の夢を大きく育て、未来の科学者へ導く年が、5年目の今年です。頑張りましょう。
 最後に会員のみなさんおよびご家族のご健勝を祈り挨拶といたします。

        平成25年元旦
                    NPO法人日立理科クラブ 代表理事 佐藤 一男